妄想

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 今書いている小説には、ちゃんとモデルがいる。  同じ高校の2コ上の先輩で、名前は野中紫音(シオン)  雰囲気はさっき書いた通りで、素晴らしくモテる人だ。  高校入学直後。  あの怖ろしく広いマンモス校の校内で、私は迷子になった。  その時保護してくれたのが、野中先輩だった。
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