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「気にするな。些細な事じゃ無いか。」
いや些細じゃ無いから・・・普通、気配断って人の背後立たないから・・・
蒼真にツッコミを入れようと思ったが、意味が無いと悟ったのか、湊はただ溜息をつくだけだった。
「アホやってないで何があるのか教えなさいよ。」
湊と同様呆れていたのか、穂乃華が蒼真に問い詰める。
「そうだったな。何でも学園のアイドルがクラスに居るか居ないのか確認しているらしいぞ?」
他人事のように蒼真は棒読みで告げた。
「・・・学園のアイドル?」
蒼真の言葉に反応したのはこれまた穂乃華だった。
「何でもその学園のアイドルはオレ達と同じ一年でさっきの新歓会にも参加していたらしい。」
穂乃華の呟きに懇切丁寧に蒼真が説明していた。
「確か名前は・・・」
『・・・織姫奏(おりひめかなで)』
蒼真の言葉を継いで答えたのは遥と諒だった。
「・・・知ってるのか?」
驚いた蒼真が二人に訪ねていた。
「中学の頃からかな・・・彼女幾つか伝説を造ってきたのよ。」
言いにくそうに遥が呟く。
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