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1日の全て授業がおわり、重い気持ちで一人で帰ろうとしていたときだった。
「美帆!!」
後ろから聞き慣れた声が聞こえてつい後ろを振り向くと、やはりそこには山内がいた。
「一緒に帰ろう」
山内は何故か息切れしていた。
「なんで」
「美帆と一緒に帰りたいから」
「私はあんた「美帆と帰りたいんだ!!」
「…」
美帆は返事もせずに前へ歩きだした。
「美帆!」
山内は美帆の横に並んで歩いた。
「美帆、俺なんかしたか?」
だが美帆は答えなかった。
外は雨が降っていた。
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