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美帆のことが好きだ」
山内は真剣な顔で美帆に言った。
美帆はびっくりして、口が開いたままで気持ちが溢れだしそうだった。
「美帆は?」
「…え?」
「美帆は俺のこと恋愛対象としてみれない?」
「…」
(この気持ち、もう抑えなくていいの?
私の気持ち…それは…)
「私は山内が好きだよ」
「…ホント?」
「うん」
美帆の顔から笑みがこぼれた。
そして二人はゆっくりと唇を重ね合った。
ブーッ
「バス、きちまったな」
「うん」
「レディーファースト」
美帆と山内は手を繋いだままバスに乗った。
空は雲一つなくなっていた。
~Fin~
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