雨ﾉﾁ晴ﾚ

雨ﾉﾁ晴れ

｢あの…｣

｢ん？｣

いつまでも美帆の隣に座ってる男に美帆は話しかけてみた。

｢私と同じ学校ですよね？
何年何組ですか？
あの、タオル返さなきゃいけないし…｣

｢あぁ…｣

男は今までいじっていたケータイを閉じ、こっちをみて言った

｢俺明日転校するんだ。
先生は2年A組って言ってたけど…｣

｢え！？｣

美帆は驚いた。
美帆と同じ中学2年A組になるというのだ。