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それからキツネさんは少し戸惑ってから僕の背中に乗った。
「よっと……」
予想以上に軽いキツネさんを落とさないに背負い直した。
「重くない?」
「大丈夫、キツネさん軽いから落とさないように注意しないと」
そう言って僕はキツネさんをおんぶして月明かりの下を歩き始めた。
「ありがと、一士」
「お礼を言うのは僕の方だよ、命を助けてくれたんだから」
僕のお礼に対して背中でキツネさんが首を振った。
「そんなのいいんだよ
私のは……今の事、だよ」
キツネさんは言い切るとさっきより僕に密着した
キツネさんの柔らかい身体のイロイロな所が当たっていた。
嬉しいイベントだけど今は家に帰る、それが今の僕の仕事だ。
そう言い聞かせ僕は真っ赤な顔のまま、自宅を目指した。
そういえば火貂と戦ったあの渡り廊下
色々と燃えてたりしたけど……。
とりあえず超現部の発足初の任務はキツネさんのおかげで完了です。
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