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「じゃあ、今からキツネさんの服、見に行こう」
「えぇっ!?」
「あ……そう、だよね
僕なんかと行っても、ね……」
自分で言ってみて気付いたけど、めちゃくちゃ恥ずかしい事を言っていた。
それに女の子と出掛けた事なんて無いからどうしていいか分からないし
まぁ、キツネさんも断ってくれると思うし。
「そんな事ないよっ
一士が似合う服、選んでくれると嬉しいな」
照れながらキツネさんは嬉しそうに笑っていた。
それに釣られて僕の頬も赤く染まっていき、心拍数が一段と早くなった。
「ぼ、僕でいいなら」
呟やいたその言葉にキツネさんは嬉しそうに大きく頷いて僕の手を取った。
「一士行こうっ!!」
キツネさんに引っ張られる形で進んでいく僕
それで心拍数はまた一気に上がって口から心臓が飛び出しそうになった。
嬉しいけれどこれ、男としては情けない絵ですよね……。
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