少なくともジャンルはミステリーではない

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高校の自分のクラスに来ると、俺の一番の親友が話しかけてきた。 「おっす洋平!!」 そう、俺の本当の名前は 田中一郎だ。 ちなみに洋平ってのはあだ名ね。 これはマジ。 「おっすボブ」 こいつの名前は 鏡秤 権座礼巣(かがみばかり ごんざれす)。 名前が長いからみんなは「ボブ」って呼んでる。 ちなみにイケメン。 「ちょっと一郎!」 「ん? なんだ茜か」 「その反応薄いのやめなさいよ!」 「へいへい」 端正な顔立ちに、ポニーテールがよく似合う。 こいつがホントのじゃじゃ馬ガール。 名前は 蛇蛇馬 女野子(じゃじゃうま さき)。 俺の幼なじみだ。 なんで「女野子」で「さき」って読むのか未だに意味わかんないけど。 ちなみに俺のことを「一郎」って呼ぶのは茜だけだ。 茜ってのは忌み名だ。 嘘だ、あだ名だ。 この物語は、こんな感じでいこうと思う。
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