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―入学式終了―
「ふぅ。やっと終わったか。」
マックスが呟いているとアリサが近寄ってきた
「まだよ。これから振り分け試験よ。」
「振り分け試験?」
「試験といってもただ水晶を触るだけでしょ。」
「それで何がわかんだ?」
「あんた、水晶も知らないの?」
「あぁ知らねー。」
「あんた小等部とか中等部行ってないの?別の中等部から来たんじゃないの?」
「おれぁ田舎もんだからなんもわかんねぇ。」
「じゃあ教えてあげる。水晶は単純にその人の持っている魔力を数値で表してくれるものなの。」
「へぇ。ちなみにアリサはいくらなんだ?」
「そうねぇ去年は35000だったわよ。でも今年はもっといくわ。」
「で、その数値に応じてクラスが決まんのか。了解。理解した。」
「ちなみにクラスはS~Cまであって…あ、私の番だわ。また後でね。」
アリサはそういうと体育館のステージ近くにある3つの水晶のうち、左の方へ走っていった
「うーん。Sがいいなぁ。やっぱ。」
「おう。どうしたマックス?」
マックスがブツブツ言っているのに気付いてマークが近寄ってきた
「なぁ。どれくらいでSランクだ?」
「Sランクは30000以上だな。だからアリサはSランクでも上の方。ちなみに俺は30700!!ギリギリSランクだ!まぁ今年はもっといくけどな!!」
「そうか…」
「おう!!じゃあ計りに行こうぜ!!」
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