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自慢じゃないが、……いや、自慢だが、この近辺で俺の名を知らない奴はいない。
桐島純と聞けば、誰もが逃げていく。喧嘩No.1で2も3も無い。
つまり俺に叶う奴はいないのだ。
ふはは。俺は最強なんだ。
しかし！
女装して変身したもう一人の俺、「町角じゅにゃん」にすると、どうだ。
俺を見ると逃げていく不良共が、今度はついてくるじゃないか！
たまらない。この、ギャップがたまらない。
気づけば俺は病みつきになっていた。
俺のライバルといえば、「桐島純」の時では皆無だが、「町角じゅにゃん」の時は「花園ゆめめ」が最大のライバルだ。
花園ゆめめ。
悔しいが、奴は強敵だ。この前までは、奴が一位を独占していた。
真っピンクと花に統一されたブログページ。
ページを開いた瞬間、花が華麗に舞うフラッシュはなかなかのもの。
どこでこんな可愛いフラッシュダウンロードしたんだと躍起になって探したが見当たらず、日記を拝見した時に独自で作り上げたことを知った。
Webデザイナーでもあるらしい。
くそぅ、どこまでも強敵だな花園ゆめめ！！
喧嘩では負けないが、ブログだと少し危うい。
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