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俺がじっと見つめると、相手は困ったように目を反らして顔を掻いた。
「いやぁ、参ったなぁ。そんなに見つめないで下さいよ~。」
何を勘違いしとるか。
「…とにかく、先どーぞ!」
俺は無理矢理そいつを押し退けて、席に戻った。
ったく面倒な奴だ。
しかし、あいつどこかで会ったか…?
まぁいい。さっさといちごパフェ食うか。あまり甘いものは好きではないが。
じゅにゃんは甘いものが好き設定なのだ!
俺がせっせといちごパフェを食い進めていると、ガラの悪い不良共数人が入ってきた。
あ…あの前歯が欠けてる男、この前俺が殴ったやつだな。
俺の仲間を人質にして倒そうとした馬鹿だ。
俺と目があうと、下品な笑い声で近づいてきた。
おーおー次の言葉が頭に浮かぶわ。
よー、ねーちゃん一人?俺とお茶しない?
「よー、ねーちゃん一人?俺とお茶しない?」
ほらな。
ドンピシャ。
「…ごめんなさい、私、そういうのは…」
「うひひ、可愛いー」
「こいつぁ上玉だな。」
おいおいお前この前は「このクソヤロウ!てめぇのムカツク面ぶっ壊してやる!」みたいなこと言ってなかったか?
ああ、面白い。
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