水着は谷間でshow

6/15
前へ
/42ページ
次へ
さて、どう利用してやろうか。 このまま純粋ぶって逃げるってのもアリだな。 男が俺の手首を掴んだ。 「痛い!は、離して…」 いや全く痛くないが気持ち悪い。 この野郎の手形が俺の腕に残ると思うと胸くそ悪いわ。 手加減することを心がけて、ぐいぐい相手を押し退ける。 「ひひ、全然抵抗できてないよー。」 「可愛いなぁ。」 いちごパフェが途中だが、まぁいいだろう。 このままてめぇらをぶっ飛ばしてや… 「おい、やめろよ。」 げっ。 ツ、ツナギ男!? 俺がトイレの前でノロノロした時に現れた男だった。 このモヤシッ子、なんでこんなヒーローみたいなこと…! これは俺のカンだが、こいつ絶対弱い。 しかし、あの扉の前でヘラヘラと笑っていた時とは大違いだ。 相変わらず垂れ目だが、今は相手をキッと睨み付けている。 こいつ…度胸だけはたいしたもんだ。
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

478人が本棚に入れています
本棚に追加