制服は上目遣いでshow

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俺が名乗るとビビってさらに扉から出なくなりそうだ。 名乗ってもいいが、アレを落としたからな。 念のため、やめておこう。 「お前に名乗る必要は無い。」 「え゙ぇ!?そりゃないよ筆拾ったのに。」 しつこい。 「じゃあなトイレ男。」 「トッ…!おい待てこら!俺の名前はなぁ、」 俺は今度はしっかり落ちないように、鞄のファスナーを閉めた。 「あ!帰ろうとしてんな!?待てっての…くそ、ファスナー閉まんねー!」 付き合ってられん。 そろそろ弟も帰っている頃だろうと思い、早足で家に帰った。 トイレ男…もう二度とあうこともないだろう。
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