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「優です。
よろしくね。
名前教えてもらってもいいかな?」
まだ動揺から抜け出せないでいた私だったが、なんとか自己紹介をし、
その後も私に合わせスローペースで会話をしてくれた。
緊張からか、お酒のペースは早くなっているのだが、酔っ払っていると言う感覚がない。
不思議な空気に溺れそう。
この心地好い空間に溺れたい。
緊張と楽しさの入り混じった中、そう感じたのを覚えている。
でも、覚えていたのはそれだけだった。
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