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「知らない天井だ・・・」
いや~、一回言ってみたかったんだよねこの台詞。
「キミ意外と落ち着いてるねぇ。」
声がする方を振り向くと綺麗なお姉さんがいた。
うん、俺の大好物ですとも。
「キミなんかキャラ違くない?」
「ん~、死んだからフッきれた。」
「へぇ~、そう言うもんなんだ。」
「で、あなたみたいな綺麗な女性がいるってことはここは天国ですかね?」
「よくそんな、歯が浮くようなこと言えるわね・・・」
苦笑しながら女性は言う。
「どうせ、死んでるんだから関係ないし、次は自分に正直に生きるって気めたしさ~。」
まあ、次があればの話なんだけどね。
「次はあるよ、ってか今すぐ君には他の世界に行ってもらいます。」
「ん~、いいけど、なんで?」
「随分あっさりとした反応ね・・・」
ほんとにあなたは人間なのかしらと至極失礼なことを言い彼女は再び言葉を紡ぐ。
「まあ、簡単にいえば私の手違いってやつね。」
「なるほど、理解した。」
「絶対にめんどくさいから聞き流したでしょ・・・」
まあ、いいわと女性は気を取り直し次の言葉を発する。
「まあ、むこうで何かしてほしいってわけじゃないから、楽しんできなさい。」
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