1,年下の幼なじみ

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気持ち良く寝ていた ある平日の朝でした。 「…ち…―ん、お…て  ちーちゃ…、おきて  ちーちゃん、起きて!!」 家が隣でもある 幼なじみの捺は毎朝 あたしを起こしに来る。 その日は徹夜で課題だったせいか、あたしは呼ばれても起きなかった。 「ちーちゃん、早く起きないと朝ごはん食べちゃうよ!!」 「ちーちゃん、学校遅れちゃう」 ちなみに あたしが高2で 捺が高1 同じ学校に通ってる。 あたしのことを “ちーちゃん”って呼び始めたのは、いつだったか思い出せないほど小さい時からで 高校生になった今でも、その呼び方は変わっていない。 正直、ちょっと恥ずかしい 「ちーちゃん、ちーちゃん」 たくさん揺すられても起きなかったあたし。 そんなあたしに あいつは…捺は と、とんでもないことをしてくれたんです!! .
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