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気持ち良く寝ていた
ある平日の朝でした。
「…ち…―ん、お…て
ちーちゃ…、おきて
ちーちゃん、起きて!!」
家が隣でもある
幼なじみの捺は毎朝
あたしを起こしに来る。
その日は徹夜で課題だったせいか、あたしは呼ばれても起きなかった。
「ちーちゃん、早く起きないと朝ごはん食べちゃうよ!!」
「ちーちゃん、学校遅れちゃう」
ちなみに
あたしが高2で
捺が高1
同じ学校に通ってる。
あたしのことを
“ちーちゃん”って呼び始めたのは、いつだったか思い出せないほど小さい時からで
高校生になった今でも、その呼び方は変わっていない。
正直、ちょっと恥ずかしい
「ちーちゃん、ちーちゃん」
たくさん揺すられても起きなかったあたし。
そんなあたしに
あいつは…捺は
と、とんでもないことをしてくれたんです!!
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