1,年下の幼なじみ

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み、耳ペロ事件(前編) によりベッドで放心状態なあたし 「―…はっ、今何時?!」 ベッドに潜って携帯を探すと7時をまわったところ うん 丁度、良い時間 そろそろ着替えますか 部屋に鍵をかけて、制服へと袖を通す。 鍵をかけるのは勿論、捺防止 時々、着替えを狙ってあたしの部屋に押し寄せることがある ――――――― ――――― ――― それは、あたしが鍵をかけ始めた頃 階段をかけ走る音 あ、来た来た 『ちーちゃん、占い始まっちゃうよ!!』 ガチャ 『―…あれ?』 ガチャガチャガチャ けたましい音を出しているのは、あたしの部屋のドアノブ ドンドン 『ちーちゃん?!  どーして鍵かけてるの?!』 どーしてもなにも 捺が着替えを覗きに来るからでしょうが!! ここでも、何も言わずに無視していると捺は呟くように 『ちーちゃん、俺ちーちゃんのお着替え見たい』 ……確定ですね やっぱり覗き目的だったのね、捺くん そうして、その日から徹底的に鍵をかけるようにした。 .
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