SS(シークレットサービス)

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好きだとはいえ、こんな…。 「葉月…」 さっきから繰り返し私の名前を呟く残夏。 「…まっ…て」 振り絞って声を出した。 「…こ、ここじゃ嫌…」 そういうと残夏は風呂から出て、「あとで俺の部屋に来て。」と呟いた。 私は何も考えないようにした。 ぱっぱと着替えて自分の部屋に戻ろうとした。 だって、男の部屋にいくって… 体が勝手に動いた。 今、私はあの人が欲しいと思っている。 もう、嘘はつけない。
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