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「ああ、今日も疲れたなぁ」
スーツ姿の和仁は、玄関の扉を開ける。
彼の住む、マンションの一室。
中に入ると、スーツの上着を脱いだ。
そして、そのままキッチンへ向かう。
「今日は何を食べるかな…」
冷蔵庫をのぞき、簡単な夕食を作る和仁。
彼は、高校生の時から料理をしていたので、一人でも困る事はなかった。
「ごちそうさま、さてと…」
食器を洗い、片づけると、今度はバスタブにお湯をため始めた。
お湯がたまるまで、のんびりテレビを観る和仁。
お湯がたまったのを確認すると
和仁は、ある箱の中をのぞきこみ何かを取り出した。
そして、そのままバスルームに向かい、その何かの封を切り、サラサラとバスタブのお湯の中へ。
お湯は、みるみるうちに乳白色に変わった。
そう、入浴剤だ。
「さぁて、入るか」
着替えを用意し、服を脱いだ和仁は、バスルームの中へ。
髪と体を洗うと、ゆっくりとお湯につかる。
和仁は、毎日の、この時間がたまらなく好きだった。
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