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「こちらは、私のオススメの商品です。これでも入浴剤なんですよ。まずは、お試しください」
男性は、まるでキャンディがビンに入っているような商品を和仁に見せた。
コーヒーのビンくらいのサイズで
中には、ピンク、緑、紫の粒が一杯に入っている。
男性はそのまま、店の奥へ和仁を連れて行く。
すると、バスルームがあるではないか。
「どうなさいますか?すぐに準備は出来ますが?」
和仁は、少し戸惑いながらも、男性が悪い人間には思ないし、入浴剤を試せる事が嬉しくて、うなずいた。
「お願いします」
「では、しばしお待ちくださいませ。準備して参ります」
間もなく男性に呼ばれ、和仁は、バスルームに入った。
中は広く、バスタブも大きい。軽く男2人が入れそうだ。
お湯は、淡い紫だ。なんと表現していいのか。とても良い香りがする。
「こんな体験は初めてだ。でも、なんか、ちょっと贅沢な気分」
ゆったりと、つかっていると、バスルームの扉が開く音がした。
ハッとして、そちらを見ると…
なんと、男性が腰にタオルを巻いて、こちらに向かってくる。
「失礼いたします。お加減はいかがでしょうか?」
「あ、いいですよ。香りもなんか初めての香りで…」
和仁は、少し慌てながらも答えた。
「それは、良かったです。お客様よろしければ、ご一緒に…」
「えっ!?あ、あのっ!!?」
次の瞬間、男性はタオルを外した。
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