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でも、ソレとコレとは違くない!?
って言うかぁ、そのセリフ誤解招くからっ!
なんて私の心の動揺なんかお構いなしなんだろうけど……。
「七瀬さんと寝るの好きなんだ」
てね、飛びっきりの甘い笑顔でそう言われた。
もうね……断る理由が見付からない。
おそらくドキドキしているのは私だけなんだろうけど……。
そんなことね、もう全然どうでもいい。
私は黙って頷くと、日和くんの座るベッドにもう一度腰を下ろした。
こうして私は、クリスマスイブの夜、いつもよりずっと近い距離で、日和くんの隣で、凄く幸せな気持ちで眠りについた。
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