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エレベーターは静かに到着の音を告げる。
「助かったね(笑)」
からかいながら、見つめると、麻衣は頷いた。
「…うん。」
それからは、映画を見て、また街をぶらぶら歩いた。
―――――――
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「今日は、ありがと。」
麻衣は笑顔だった。
「うぅん。俺も楽しかった。」
「こんなに買って貰ったしさぁ。」
買い物した袋を見せる。
「なんかお礼したいんだけど、なんか欲しいのある?」
「いいよ、麻衣の気持ちだけで。」
「ダメだよ。それじゃ気がすまないから。」
「じゃぁ、キスして。」
麻衣は、えっ?って顔をした。
「ここで?」
「うん。あっ!激しい方のね、これ使うやつ。」
そう言って俺は舌を出した。
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