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「は?」
思わず声を上げてしまった。
「まぁまぁ、いいから」
そして、また引きずられていく。
少女は抵抗するのも忘れ、先程の言葉の意味を考えていた。
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「ひっじかったさーん」
男がスパーンと開けた襖の先には、綺麗な顔を不機嫌そうにしかめ、煙管をくわえる男がいた。
「総司!!てめぇどこほっつき歩いてやがった!!てかちゃんとことわってから入れよ!何度言やぁわか………ん?なんだよそれ」
怒鳴り散らしていると、こちらの存在に気づいたようだ。
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