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｢ないって…｣
沖田は何か言いかけたが、その表情(かお)を見て止めた。
少女の笑顔は誰が見てもわかるくらいの作り物で、あまりに痛々しいものだったから。
｢それで総司、なんでそいつを連れてきた？ここは女人禁制だろ｣
｢んじゃあ、美華で｣
｢｢は？｣｣
土方の問いかけと全く繋がらない返答をした沖田に、土方と少女は同時に首を傾げた。
｢あははっ。二人ともぴったりですね。名前ですよ、な・ま・え！この子の｣
｢あたしの？｣
沖田に指差され、思わず聞き返してしまう。
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