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「貴女に言ってるんですよ」
その態度が気に入らなかったのか、ムッとした声で言うと、机をはさんだ向かいの席に座ってきた。
あーもう!めんどくさいなぁ。
そう思い口を開いた
「悪いけど―…」
言おうとして、目を見開き停止する。
…え?うそ、やばい。
見つめた先には、浅葱色を纏った男がニコリと笑っていた。
もっとも、その笑みは友好的なものでなかったのだが。
新撰組。
最近、巷を騒がせている人斬り集団だ。
まぁ、本人たちは京の治安を守っていると言っているらしいが。
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