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どっちにしろヤバイことには変わりない。
人斬りでも治安部隊でもどっちにしろ敵じゃんかよー…
そんなんがあたしに何の用?
嫌な予感しかしないな。あー今日はつくづくツイてない。
「貴女、血の臭いがしますね」
悶々と考え込んでいると、不意に掛けられた言葉に顔を上げる。
―こいつっ…!
嫌な予感が的中した。
相手は未だに笑顔を崩さない。
でも―…。
「今斬って来たばっかだからね。そう言うあんたこそ血の臭いすんじゃん」
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