出逢い

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余裕たっぷりに言い返してやった。 「んで?あたしに何の用なわけ?わざわざそれ言う為だけなら、あたしもう行くから」 立ち上がろうとして、奥に団子をもった娘が立っているのに気がついた。 二人の雰囲気が怖くて近づけなかったのだろう。 「団子、あげる」 少女は男にそう言うと、お代を払って店を出た。 雨は小降りになっていて、何の問題もないように思われる。 …走るか
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