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「おい!」 きがつけば三蔵は悟空の手首をしっかりと掴んでいた。 悟空は動かなかった。 三蔵はなかなか振り返らない悟空にしびれを切らし、無理やり顎を掴み、上を向かせいきなり悟空の唇を奪った。 「「…」」 沈黙が続き、 「……ぅ…」 ふと悟空が何かを呟いた。 「あ゛?」 ドンッ! 悟空は三蔵を押し離した。 「ッ!?悟空?」 いきなり押され、さすがの三蔵も驚いた。 「違うだろ?そういう事する相手…な?」 今度は優しく問いかけた。 「なんの事だ」 「…んで、なんで俺に構うんだよ?……なぁ三蔵…」 「……なんだ…?」
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