始まり

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「なぁ八戒!次の町まであとどンくらいある?」 この一行のマスコットキャラとも言える悟空が元気いっぱいに尋ねた。 「なんだぁ~?小猿ちゃんもう腹減ったの?」 「うるせーな、このエロ河童!誰もンな事言ってねぇじゃん!」 いつものように言い合いが始まった。 「へっ。どっちみち腹減ってンだろーが」 「まあまあ2人とも。静かにしないと鉛玉飛んできますよ?」 ね?と八戒はその鉛玉を飛ばす張本人に黒い笑みを向けた。 「…。」 三蔵はあえて気づかないふりをした。
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