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ドサッ
三蔵は悟空をベットの上に落とした。
「んッ…」
そのまま押し倒し、キスをした。
「…ちゅッ……んぁ………さんぞぉ?」
「…なんだ」
三蔵はキスを途中で中断され、少し不機嫌そうに返事を返した。
「…あの……いいの?」
三蔵を見ずに訊いた。
「何がだ…」
「今日はさっきのお姉さんと……その………スるんだったんだろ?…だから…やっぱり…」
そう言い、悟空は起き上がろうした。
「そんなに嫌か…?」
「なっ!?ヤじゃない!!…でも…」
悟空は激しく否定した。
「でもなんだ?」
三蔵はいつもより優しく聞き返した。
「ただの…ただの性欲処理なら女の人との方がいいだろ?あ、でも男相手なら妊娠とかの心配しなくていいもんな?俺ならお手軽だし…」
あえて笑顔で、気軽な感じを出しつつ話したが悟空は自分で言って自分が惨めになってきた。
「…」
返答がない三蔵を見てみるとひどく傷ついたような悲しい顔をしていた。
…なんで?なんで三蔵がそんな顔するの?
「…今日は止めとくか?」
悟空はそんな三蔵の言葉を聞いて固まった。
三蔵は返答がない悟空にしびれを切らし、悟空の上からどいた。
ベットからおり、少し乱れた服を整えていると、悟空が震えているのが分かった。
「悟空?」
三蔵は悟空のそばに近づいた。
「…三蔵は…三蔵は俺のこと嫌いになったのか?邪魔?」
涙を流しながら悟空は聞いた。
「嫌いだし邪魔だ」
三蔵は即答した。
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