死別

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というか俺と遊ぶようになってからって、幼稚園に入る前じゃねぇか。 よく冷めなかったな。 遥香「中学に入っても、高校に入っても、あんたの事しか考えられなくなったから、逆に気づけなかった。こうなるんだったら、もうちょっとはやく・・・」 彼方「逆に・・・・・・・・・・考えたら・・・・・・・・・・・・・死ぬ前に・・・・・・・・・・・つきあえて・・・・・・・良かったじゃねぇか」 話すのも辛くなってきた。 だけど、まだまだ。 死ぬにはまだまだ。 多佳子「でも!こんなの嫌よ!!もっと二人でいろいろしたかった!!!デートしたりとか!一緒に弁当食べたりとか!朝起こしたりとか!いろいろしたかった!!!」 さっきからこっぱずかしい事をベラベラと。 聞けて嬉しかったのと、こんな状況でしか聞けなかったのが悲しいけどな。
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