6848人が本棚に入れています
本棚に追加
/318ページ
腰に届く程の長さの綺麗な黒髪に透き通るような白い肌、しっかり筋の通った鼻にかわいい大きな瞳。
もうついつい見とれちゃうほどの美人さん。
美夜子さんも綺麗だけど千恵美さんにはかなわないと思う。
新さんもやっぱりこういう人がタイプなのかな…
「千恵美ちゃん。ところでなんで私達はここにいるのかしら?」
お母さんがそう聞くと一瞬だけ眉毛がピクッと動いた気がしたけど、さっきと変わらない笑顔で答える。
「それはあの美夜子のバカが酔っ払い暴れていて危険だったので、奥様とお嬢様を自分達の部屋に連れていくようにと旦那様がおっしゃっられたのです。」
「あらそうだったの!どうもありがと。」
「いえいえ。全部あのバカが悪いので!」
なぜだか分からないけど、千恵美さんは美夜子さんを嫌っており美夜子さんのことをバカと呼んでいる。
対して美夜子さんは千恵美さんが大好きでところ構わず抱きつく。
美夜子さんが千恵美さんを大好きな理由は性格もあるけど、一番は多分…あれだと今日気づいた。
ヒントは百合の世界です…
最初のコメントを投稿しよう!