二人の思い

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そんな私達も高校生、 ピーんポーン 「はぁい」 「高松です。太一君居ますか?」 「あら、文芽ちゃん、ちょっと待ってて」 ガチャ 「おはよう。文芽ちゃん。今バカ息子来るからね。今日から高校生だもんね。一段と可愛くなって、高校もあの子と一緒なんて、しかも毎日迎えに。本当に助かるわ」 「いえ、そんなこと、もう日課なので、私も太一君にはお世話になってるし」 「あら、そんな勿体無い」 ガチャ 「そんな所で立ち話ばっかり、本当あり得ねぇ。早く家事に戻りなよ。お袋。」 そう言って現れたのは、中山太一 「文芽も今日から、高校生だし、原たちだって同じ高校なんだから、もう迎えこなくて良いのに。」 そう言いながら、私の頭にポンポンと手を起き、眠たそうな顔をしている。
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