中村と浜辺でキャッキャウフフしたい

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「うおっ! やったな杉田……こらっ」 中村が俺に海水をかける。 「きゃ!冷たい!」 「きゃ!じゃねーよ、……うわっ!」 「はははは! 中村びしょ濡れじゃねーか」 そこは夕日の沈む浜辺。 もう暗くなるせいか、皆帰り支度を初めて、一人、また一人と… 人が少なくなっていく。 「おま…杉田!待て!」 「ウフフ、 捕まえてごらんなさいな」 そう言って、俺は中村から逃げる。 もちろん本気で逃げているわけじゃない。 ベタな少女漫画に登場する恋人同士の風景。 中村が俺の腕を、後ろからギュッと掴む。 「捕まえた」 「あっ…捕まっちゃった☆」 俺が中村の方へ振り向く。 と同時に、俺を抱き締める中村。 かっこいい。 そして、耳元で囁かれる。 「もう二度と逃がさねぇ…」 な な 中村がデレタァァアアア!! ………………… …………… ………
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