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気がつくとそこは私の部屋だった。
寝ぼけた体を起こして寝ぼけた頭で考えてみる、もうあれしかないよね。
「はぁ~・・・夢オチィ・・・?」
私は鹿目(かなめ)まどか、見滝原中学に通うごくごく普通の中学2年生。
毎日学校に行って変わり栄えのしない毎日、でも私はこの毎日が好き。
いつもの日課、学校に行く途中の通学路でさやかちゃんと仁美ちゃんと合流して。
ちょっと派手な赤いリボンをさやかちゃんにからかわれて・・・これもいつものことだけど。
学校のHRで担任の早乙女先生が彼氏に目玉焼きの柔らかさにケチをつけられたみたいでそのことですごいご立腹・・・
その話のおまけで転校生の紹介がされた。
三つ編み、それも長い・・・綺麗な黒髪で赤渕のメガネをかけてるかわいい女の子。
でも、よく見ると今朝の夢に出てきた女の子に似てるような・・・
「ウソ、まさか・・・」
「暁美ほむらです、よろしくお
願いします」
はっきりと元気な声で自己紹介すると、私を見て微笑んだ。
私もテレ笑いで返すけど・・・夢の中で逢った、ような・・・予知夢っていうのかな。
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