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その日の放課後、私はさやかちゃんと2人で街のデパートにあるCDショップに来ていた。
さやかちゃんには上条くんというヴァイオリンニストの幼馴染がいて事故で指が動かなくなっちゃって病院でリハビリ中なんだ。
それで上条くんにヴァイオリンのCDを買ってあげている。
さやかちゃんがCDを選んでいる間私は適当に視聴機で曲を聴いて時間を潰す。
(助けて・・・)
視聴機から流れる歌とは違った声が・・・ヘッドフォンを取って耳をすませてみる。
(助けて・・・まどか・・・)
私の名前を呼んでる?
(僕を・・・助けて・・・)
間違いない、誰かが私に助けてを求めている。
私は声のする方へ向かった。
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