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神機使いは通称ゴッドイーターと呼ばれ、仕事内容は簡単に言えば植物や肉や鉱物、人間や動物では食べれない物をなんでも食べるアラガミを討伐し、人間を守る仕事である。
アラガミと戦うには神機使いと、その者と適合した特殊な武器で戦う必要がある。
その前には特別な細胞を体に取り組んだりいろいろしなければならない。
そして先程もあった通り、神機使いとはとても危険な仕事で、神機使いになったほとんどの者は引退の年齢を超す前にアラガミに捕食され、殉職している。
だからリムもその中の1人になってしまうのではないのかと2人は心配していたのだ。
「私は護身術とか今までいろんなワザを教えてもらったから大丈夫だって!!」
護身術だけでアラガミは倒せるわけがない。
2人は同時にそう思い、本当にリムは大丈夫なのかと胸の中の不安はさらに膨らんだ。
そもそもリムはまだ16歳という職に就くにはまだ早い年齢で、昔からあまり物事を深く受け止めずに危なっかしい行動をして周囲の人間を良くヒヤヒヤさせていた。
この危険な仕事就くと彼女が決めたのも、彼女が仕事というモノを甘く見ているからと推測出来る。
「じゃあ、もう時間だから行くね」
「気を付けて下さいね!?上司の言う事はちゃんと聞くんですよ!?」
「分かった分かった、じゃあね」
「…………」
軽く手を振ると、リムは2人に背を向けアナグラの入口へと歩き出した。
徐々に小さくなる妹の背中を見えなくなるまで眺め、ツカサはその背中から余裕以外の方の感情が感じた。
そんな気が、なんとなくした。
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