ボーイミーツティーチャーズ

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「しかしマスターマチルダ。これは「ゼロは依頼は完遂したから帰るっつってんだ。問題はないだろ?」え?」 食い下がる若僧をレンが間に入り止める。 そしてもうネタバレしやがった。 こいつらの驚く顔を想像してわざわざ誤解されやすい様な動きでなんちゃら~装置に魔力を込めて、何も言わずに帰ってやろうと思ったのに。 「何を馬鹿な」 青髪ポニテが訝しげな顔をしながら木箱の中から例の装置を一つ取り出す。 「...入ってる」 「そんな馬鹿な」 青髪ポニテの言葉に青髪若僧が俺に壊された槍を消して木箱に飛び付く。 背後ががら空きだ。 とかはやらないよ? 「これも。これもこれも全てに魔力が入っているだと」 偽札をつかまされた悪代官がお札を確認するが如く装置を漁り確認し喚く。 気付かないのも無理はない。 この場、特に俺の周りには先程の魔法で魔力の残滓が多量に浮遊しており魔力の探知はできないに等しい。 スターなライトがブレイカー日和だぜ。 ごめん、意味わかんね。 「そういうことだ」三下 俺は何とか暴言を飲み込むと出口へと向かう。 まぁ、第一印象としては成功なんじゃないかな? チカラの差を見せつけると共に謎キャラを植え付けることができた。 現にこの場で俺を止めようとする者はもういない。 皆一様に顔をひきつりビビっている。とはいかないまでも冷や汗を流し筋肉を固めているのが分かる。 うんうん、チートチート♪ そんなピリピリした空気の中、俺は顔が見えないことをいいことに、上がる口角を抑えることもくニヤニヤする。 ルミア達の買い物もそろそろ終わる頃だろう。 今日の夕飯はどうしようかなぁ。 そしてこれである。 完全に人生をナメてますねはい。 こっちに来てから本格的に料理をするようになり、リリやアッシュたんに美味しいと言ってもらえるのが密かな生き甲斐になんかなってないんだからね!! この場にツッコミ役はいないのでそのままドアに手をかける。 「待てっ!!」 「ん?」
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