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「リーちゃん?どうかしたのー?」
俺が内心わたわたし、リリがアイロを鬱陶しいがっている中、背後からルミアの声が掛かった。
「なんだあ?お前らが最後だぞ」
ルミアに続いてレンがこちらに来て覗き込む。
「ハミルトンか。どうかしたのか?」
「いや何、こやつがわしらのスカッドに入りたいと言うてきたのじゃが、わしらはもう定員オーバーじゃと言うだけじゃ」
「うううぅ」
リリの言葉にさらに顔を落とすアイロ。
「大丈夫だぞ?」
しかし、きょとんとした顔でそんなことを言うレン。
「何がじゃ?」
「ルミア、零、リリス、アクア、フレイム、そんでハミルトン。この6人でスカッド完成でいいぞってことだ」
「な、なんでじゃ!!」
「ほんとうです!?」
レンの申し入れに驚くリリと喜ぶアイロ。
どうやらリリはアイロに懐かれたみたいだ。
「いいんじゃねえか?スカッドが決まってないのはもうお前ら6人だけだし。5人以下のとこもあるが見知った同士のがいいに決まってるからな」
「僕は歓迎ですよ」
「…かわいい」
「よろしくね!!アイロちゃん」
他のメンバーの了承も得られた様だ。
「じゃ、じゃがわしらだけ特別扱いを受けるのも許されんじゃろ」
今回は思いの外食いつきますねリリさん。
それに特別扱いとか今更だろ。
「0点がいるからってことにすれば批判もないだろ」
「いや、そうじゃが…」
「よろしくです。きゃるる~んさん♪」
「わしはきゃるる~んさんなどではない!!」
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