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「おーし、これで全員スカッドできたなー。それじゃあそのままグラウンドに集合だ」
リリの抵抗虚しく俺達は俺、リリ、ルミア、ミーネ、ロイド、そしてアイロの6人でスカッドが結成された。
1-J-8
これが俺達のスカッドナンバーになるらしい。
レンの呼び掛けにぐだぐだすることもなくほとんどの生徒が教室を出て行く。
本当軍隊学校みたいな統率だ。
かくいう俺も
「私たちも早く行こ」
と、ルミアに急かされてその一部と化していた。
「忙しいのぉ」
「…」
俺とリリを最後尾にグラウンドに向かう。
「リリスちゃん、なにをするんでょうね?」
アイロもいた。
長い激闘の末、リリはアイロに名前を覚えさせることに成功していた。
「わしが知るわけがなかろう」
「え~とね、この後は多分魔武器の精製とファミリア契約だと思うよ」
前を歩くルミアが振り返り答える。
「ほう、魔武器とな」
「アイ知ってるです!!まぶきってあのけんややりが、ポンって出て、ポンってきえるものです!!」
「そうだよー。私も学園に入るまでは作らせて貰えなかったから楽しみなんだー」
ルミアの魔武器を見たことがないなと思ったらそういうことか。
そういえば、リリって…
「そういえばリーちゃんって魔武器もってたっけ?」
流石ルミア。
俺にできないことを平然とやってのける!!
まぁ、憧れないけどさ。
「わしか?あんなものに頼ろうなどと思うたことはないの」
「リーちゃんも持ってないんだー。じゃあ楽しみだね」
見たことないなぁとは思ってたけど、やっぱりこいつも持ってなかったんだ。
「アイも楽しみです!!」
俺は2つ持ってますはい。
「魔武器はいーよー」
そんな会話に黄緑が入ってくる。
「エルちゃん達はみんな持ってるんだよね。いーなー」
「まーねー」
「エルちゃん達はファミリアもいるの?」
「まーねー、といいたいところなんだけど、あたし達は家のファミリアがいるからちょっと勝手が違ってくるんだよねー」
「あっ、そっか。って、わたしもだった。でも零もアッシュがいるもんね」
グラウンドに向かいながら会話を聞いていたのだが、そこで俺に振るか!?
たちが悪いにも程がある。
「…」コク
ひとまず頷くだけしておこう。
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