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「君は確か…アイロ・ハミルトンさん、だよね?僕はロイド、よろしく」
「はいです!!よろしくです」
「君は及川零のファミリアのアッシュだね。こんにちは」
「にゃ?にゃー(は?きも。近寄んな、話しかけんな、殺すぞ」
「はは、なんて言ってるんだい?」
「ちっ……よろしく」
「そっかそっか、よろしくね」
話振るなよカス。
ロイドがアッシュたんを撫でようとするが、本気でアッシュたんがロイドを殺しかねないので、俺はアッシュたんの首根っこを掴みリリの後ろに下げた。
「もう、ロイドでは話が進みませんわね」
そうこうしていると焦れったく思ったのだろう紫がロイドを押しのけて前へ出てくる。
「よろしいですかエフェメリス様。これはユミル様についてのことですの。ここまで言えばお分かりでしょう?お力貸してくださいな」
「は?知らんわ。それよりもリゼ、お主いつからそんなことが言えるほど偉くなったのじゃ?」
「ひっ!?」
だからお前こいつらにどんなことしてきたんだよ。
あんな高飛車キャラがモブキャラに見えてくるぞ。
リリに凄まれた紫は毛を逆立てて水色の後ろへと下がってしまった。
「……ユミルがファミリア契約する。…結界を張って欲しい……「は?」ごめんなさい許してください………うー」
今度は紫に代わって水色がリリに頼むが、同じ様に凄まれて黄緑の服の裾を掴み俯く。
「やれやれまったく、あたしの出番と言うわけですか。しょうがないですネー。いいですかリリス様、そんな小さい子みたいなわがままを言ったところで何にもなんないんですヨ?ここは「喧嘩を売っておるのか?」ひゃー無理だヨー!!」
黄緑も撃沈した。
「リーちゃん。なんのこと話してるのかはよくわかんないけど皆がこんなに頼んでるんだから手伝って上げたら?」
「そうだそうだー!!」
見かねたルミアが仲裁に入りリリの説得を試みる。
「なんじゃルミア、お主はこやつらに味方するのか?」
そんなルミアにリリが顔をむくれさせる。
何だかんだ言ってこの2人は仲いいからな。
「そういう話じゃなくて~、リーちゃんも皆のことは嫌いじゃないでしょ?それならちょっと手助けして上げても罰は当たらないんじゃないかなって。私何か間違ったこと言ってる?」
「いや………じゃがしかし…」
どうせ断っていた理由もめんどくさいからとかそんな下らないことだったのだろう、引くに引けないと言った顔で手をもじもじさせるリリ。
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