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《戦術的考察》
魔法を用いた遠距離攻撃を主戦術とする。自身を強化する魔法にも精通しており、技術の高度さ、繊細さにおいてもトップクラスの実力を持つオールラウンダー。
魔理沙ら使役する魔法とは根本的に異なり“神代の魔法”を術式のベースとしている。極めて高い出力を誇るが運用するためには特別な知識、鍛錬を必要とするため、現代でそれを扱えるのはシャスラのみとされている。
また所有するスペルはどれも大多数、広範囲を攻撃するに適した大火力のものが多い。単体への攻撃にはやや大味なものも多いが、それらは豊富な自己強化魔法と攻撃的な固有スキルが補っている。
反面、魔力を充填しないままの身体能力は外見相応、かつ攻撃をほぼ全て魔力ないし術式に依存しきっている分、それらに耐性のある者に対してはやや分が悪い。
それが最も顕著に現れた例は、本編序盤にてユーリと初めて対峙した時であろう。自身の攻撃、スペルが無力化されていると察したシャスラは、急遽戦術を変更している。
しかし、いかに強力な自己強化魔法と言えども思考速度は強化されなかったこと、そもそも肉弾戦自体に不慣れだったことが響いてか、彼に対しては接近戦で後れを取ってしまった。
実戦においては、火力と手数に物を言わせる殲滅戦を最も得意とする。自身を強固な守護魔法などによって守りつつ、高密度、高威力の攻撃を広範囲に繰り出す。
ユーリのような、極端に相性が悪い相手と対峙しない限り弱点らしい弱点はない。そのユーリですら固有スキルによって敗北することはないのだから、相当に強力な存在だということが分かる。
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