《内面的考察》

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《内面的考察》

  一見人間のような妖怪の青年。山奥にある簡素な小屋に一人で暮らしているが、度々山を下りては手伝いのために他人の家に居候している。   自分から言葉を発することは少ないが、受け答えや物腰は柔らかく紳士的。二人称は「名前+殿」が基本など口調はやや硬質。   ユーリと言う名は紫がそう呼称するため自分の名とした。本名は彼自身も知らず、種族や発生の起源もまた不明。   また過去に何らかの理由で右腕を失っており、彼の右腕は現在、アリスらが製作した特殊な義手になっている。   自分は誰かに必要とされている、ということに無意識のうちにこだわっているため、どこまでも自身を犠牲にしようとする節がある。    幻想郷へ移り住む前は現実世界に思念体として漂っていたらしく、紫に誘われ実体を持つようになった。その点で紫に対しては特別な恩を感じており、幻想郷を侵そうとする者には明確な敵意を見せる。   長身だが鍛錬を積んでいるだけはあり筋骨隆々……とまでは行かないが強靭な肉体を持つ。優しさを内包しているが眼つきはやや鋭く、顔の造形について「隙がない」とはアリスの談。
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