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幻想郷における固有スキルには種族などから得られる先天的なものと、修行などによって得られた後天的なものがある。
前者の例がミスティア・Lやチルノ、後者の例が魔理沙やアリスである。ユーリの場合どちらなのかははっきりとしていないが、このような能力を発現する種は存在しないとされる。
その能力とは自身と相手に対して等しく作用する、珍しいタイプの能力である。自身に対する魔法など、純粋な物理攻撃を除いた特殊能力などを無条件に無力化する。
例えば、幻想郷の決闘において多用される光弾(魔力や霊力のエネルギー攻撃)を無力化したり、ルーミアの創り出す闇を無効化し視覚を奪われない……といった具合である。
反面、例え本人に殺意があったとしても力は必ずセーブされてしまう。これは試合であれ真剣勝負であれ、戦いにおいては不利な欠点で、ユーリは決闘で勝利することが出来ない、とされるのはこのためである。
しかし、ルールに乗っ取った決闘の場合が殆どなので、相手が負けを認めることによる形式的な勝利は一応可能。この場合、引き分けとなることも多い。
よって弾幕戦の際は一切の妥協、手加減をせず、全力で相手に苦痛を与えることで相手の根負けを誘うのが鉄則となっている。
言うまでもなく、任意に発動するタイプのスキルではない。本人の意思とは無関係に常時展開されているタイプのスキルであり、オンとオフを切り替えることは不可能。
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