好奇心と言う名の凶器

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いつものように大と家で遊んでいた時、祖母が買い物に出かけて行った。 小1時間は戻らないだろうと、押し入れの布団をめちゃくちゃにしながら押し入れの中で遊んでいたら、大がこういった。 『お前おちんちん舐めると背が伸びるって知ってた?』 当時私は背が伸びない事に少し悩んでいた。 そんな話は聞いた事が無かったし嫌だったけど、それで背が伸びるなら…と大がパンツから出したソレを口に含んだ。 瞬間、アンモニアと何とも言えない独特のニオイがした。 すぐに口をはなした私に大は『ちゃんと舐めないと今のも意味が無くなって背は伸びないぞ』と言っていたが、私は口の中を早くゆすぎたくて押し入れから飛び降り、洗面所に駆け込んだ。 すぐに気持ち悪さは無くなったけど大に対して、幼い私はちゃんと出来なくてごめんなさいと謝った。 大は『また明日から頑張ろうな』と言った。 次の日もその次の日も、祖母が買い物に行くと押し入れに入り同じ事を繰り返した。
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