始まり

10/15
前へ
/25ページ
次へ
九条「昨日はありがとう、おかげで助かったよ………」 九条はぺこりと頭を下げる。 維織は気にせずに本を広げた。 維織「気にしなくていい………」 九条「いや、でも……なんで助けてくれたんだ?」 維織「………可哀想だったから」 九条「………泣いていい?(;_;)」 (自分より年下の女の子に哀れられる俺って………) 維織の哀れみに半泣きになる九条。 その時、九条の顔の横を皿がすり抜けていった。 九条「∑おわっ!?な、なにすんだ!?」 准「ごめんなさい、手が滑ってしまいました(黒笑)」 維織「准ちゃん……うるさい…静かにして… ……お腹空いてる?」 九条「うん、空いてるけど?」 維織「じゃあ…准ちゃん…ハムサンド50人前…」 九条「∑ご、五十人前ッ!? 冗談だよな!?」 准「かしこまりましたお嬢様、しばらくお待ちください」 20分後、九条の目の前には山積みのハムサンドがあった。 九条「もう無理………うぇっぷ…死ぬ……喰いすぎて死ぬ…うぇっぷ………」 維織「………まだ、20人前しか食べてない」 准「全部食べるまで帰らせないわよ~♪(笑)」 九条「もう許してぇェェェェェェ!!!!!!!!」
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加