始まり

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時代は幕末。 黒船と呼ばれる外国船の来港によって開国させられた日本は、未曾有の危機を迎えていた。 外国勢力の介入、尊皇攘夷を目指す志士達と幕府勢力との抗争。 そんな中で日々を過ごす一人の侍がいた。 その名は九条暁。 九条は日本の中心地である大江戸にいた。 九条「………んあ~…よく寝たな…」 時刻はすでに昼を回っていたが、彼は今起きたようだ。 ちなみに彼が寝ていた場所は、橋の下である。 九条「さてと…仕事でも探すか…」 彼はそう言うと、昨日採ったキノコをムシャムシャと食べる。 九条暁、年齢不詳、無職である。
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