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家といっても食料のキノコやイモ、廃材が置いてあるだけだが。
家の近くの大通りで九条は、昔の盟友に出会った。
九条「………ん、椿?おーい!」
九条は後ろからその男に声をかけた。
椿「あぁん?
って、お前さんか………」
椿はキシシと笑っていた。
九条「元気そうだが……
お前、いつの間に子供を作ったんだ?」
九条は椿の隣にいる緑色の髪をした少女に目をやった。
その少女はピコピコとアホ毛を揺らしながら椿にしがみついている。
椿「あ~~~…こいつは………俺の娘じゃねえよ……」
茜「お父さんひどいです!
この前、共に酒を酌み交わして父子の契りを交わしたばかりじゃないですか!」
九条「………本当か椿?」
椿「いや、そんな契り結んだ覚えねぇから!
というより、茜はまだ、酒呑んじゃダメだ!
それとお父さん禁止だ!」
九条「まぁいい、この娘の名前はなんていうんだ?」
椿「ほら茜、俺の友達に挨拶しな………」
茜「はい!
アカネと申します!」
九条「俺は九条っていうんだ。
椿おじさんとは昔の仕事仲間でな…」
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