始まり

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准「お帰りくださいませご主人様」 九条「おい…来ていきなり帰れってのは酷くないか………?」 九条は苦笑いをしながら扉を閉めた。 准「お金のない人に来てもらってもね~……」 九条「ふっふっふ……… 今日はお金があるから大丈夫だ。 …ところで維織さんは?」 九条はカウンター席に座る。 准「維織さんならまだ来てないけど、もうすぐ来るんじゃないかしら? ところでご注文は?」 九条「そうだな~……」 (カランカラン) 准「あ、いらっしゃいませ維織お嬢さま!」 九条「人によって態度が変わりすぎじゃないか…?」 九条は、まぁいいやと呟くと、維織の座る席に近づいて行った。
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