俺が勇者!?

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  「誰もテメェの汚ねぇ粗チンなんか見たくねぇだろ? だから、パンツ履かせてやったんだ。」 整った顔立ちなのに、言動が全てを台無しにしている。 「だ、誰が粗チンだって?」 一生懸命に体を動かし主張するがギシギシと揺れるだけだ。 その上、麻のロープが水を吸って締め付けがキツくなる。  ヤバい、少し気持t(ry… 「それより、ロープを解けよ!!」 一瞬よぎった快感を打ち消すように、言う 「昨日の事じゃった……」 ちょ、オールスルーでおじいさんが話し始めた。 「神からの御告げがあったのじゃ。」 床に付くほど長い顎髭をふさふさ触りながら話を続けた。 「君の住んでいる村の中で、一番のバカが世界を救うと…な……」 「って!! 俺が一番バカだって? う、嘘だぁ!!!!」 「おい、老いぼれジジイ。 違うだろ、村一番の粗チン野郎だろ。」  どうか、御告げが村一番のバカでありますように。 「そうじゃった。そうじゃった。 村一番のポコチンじゃったな。」 老いぼれジジイって言葉には一切触れず、頷く。  つか、村一番のポコチンって何? 人の話全く聞いてないだろ!  
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